コールドゲーム
2007.07.28 (Sat)
コールドゲーム 荻原 浩 (2005/10) 新潮社 この商品の詳細を見る |
高3の夏、復讐は突然はじまった。
中2時代のクラスメートが、一人また一人と襲われていく…。
犯行予告からトロ吉が浮び上がる。
4年前クラス中のイジメの標的だったトロ吉こと廣吉。
だが、転校したトロ吉の行方は誰も知らなかった。
光也たち有志は、「北中防衛隊」をつくり、トロ吉を捜しはじめるのだが―。やるせない真実、驚愕の結末。
高3の終らない夏休みを描く青春ミステリ。
「オロロ畑~」「神様~」と全然違うタイプの小説を次々と発表している荻原浩氏。
引き出しの多い作家なんだなぁと感心です。
甲子園への夢は地区予選コールド負けで早々と破れた光也たちの高3の夏休み。
中学時代「いじめられていた」トロ吉と思われる人物が、
いじめていたクラスメート達に し返しを始める。
目には目を・・・どころではない、倍、いや10倍返し。
一体トロ吉はどう変わったんだ?どうなるんだ?と目が離せず、
気づいたら、最後までの一気読みでした。
最後は…う~んちょっと肩透かしの感もあるかなぁ。
でも充分怖かったですよ。
この題名 コールドゲーム
もちろん called game なんだろうけれど、
ひょっとしたら cold game (身も凍るような怖いゲームの意になるか
)をかけているのかも・・・
解説が 石田衣良氏。(ちょっとビックリ)
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